■第5話「ふみこママの物語

第一章『集中豪雨の中で』

ふみこママは、7才のみーちゃんと4才のたっくんのお母さん。二人の育児の真っ最中である。彼女は、コラージュセラピーと言霊(ことだま)レッスンでミニバラと関わっている。ある保育園から依頼された講演会がきっかけで出会った人で、明るくて勉強家である。

ふみこママは懐かしそうに、自分の子供の頃の話を語り出した。

ある日のこと、突然、大雨が降って来て、みるみる床上浸水となった。激しく雨が叩き付け、次々に家財道具を飲み込んでいった。

「大丈夫だよ。みんな、怖がらなくていいよ。お父さんがボートを持ってくるから、ここで待っていなさい」と父親は言い残して、姿を消した。

母親は小学校へ避難する準備をしていた。

すぐに父親が帰ってきた。「ふみこはお父さんに、よしくんはおかあさんにおぶってもらいなさい。」と大きな声で言った。お父さんは180cmもあるので、大きな背中は安心だった。おかあさんにおんぶしてもらった弟は、なぜか鯖の缶詰を握っていた。

母親は、こんな非常事態なのにパチパチ写真を撮っていた。

しばらくすると小学校も危険ということで、それぞれが親戚の家に行くことになった。

「お父さん、おうちが泥水の中!どうなっちゃうの?」と、子どものふみこちゃんは心配そうに聞いた。

「大丈夫だよ。どうもない、どうもない。水なんかすぐなくなっちゃうよ」

お母さんが「お父さんどうするの?」と聞くと、父親は「ばあちゃんちへ行こう」とてきぱき答えた。

「これからどうなっちゃうの?」と大きな父親の背中から、ふみこちゃんは聞いた。

父親は「大丈夫だよ。ばあちゃんちから帰ってきたら、もう水はひいてなくなってるよ。」と答えた。

大変な集中豪雨だったのに、その時の写真は皆ニコニコしている。この写真を撮ってくれた母親は、数年前交通事故で亡くなったが、ふみこママのアルバムの中で永遠に生きている。

何か困った時には、「大丈夫だよ」という父親の言葉が飛び出し励ましてくれる。

きっとんとん~どんぶらこっこ_/_/_/_/_/_/_/_/

このページのTOPへ↑ HOME



第二章『遊べない子供達』

水浸しになった我が家が住めるようになるまで、ばあちゃんちで生活させてもらった。

集中豪雨で怖い思いをしたけれど、お父さんの頼もしさとお母さんの楽しさと、おばあちゃんの優しさを感じた出来事だった。家族が危険を脱出する時の団結力はすごいものだった。特にお父さんのテキパキした行動力は、大人になってもふみこママの脳裏に焼き付いている。

小学校の時は市内から田舎へ引っ越しして、学校も転校した。5年生の時だった。

それまでは、先生に「真面目すぎるくらい真面目」と言われていたが、転校してからが、ハチャメチャになった。水を得た魚のように、山や川で遊びまくった。どこまでも、自転車で走り回り、山を駆け巡った。

ふみこママは自分の子供の頃を思い出しながら、今の子はつくづくかわいそうだと言う。子供が「川へ行く」と言うと「やめて!足をとられたら危ないよ。行かないで!」とつい心配して親が止めてしまうことが多い。

川で子供達が遊んでいるのを見つけると「◯川で◯◯の子が遊んでいました」と通報する大人もあった。学校から各家庭に電話が入り、注意された。きっと近所の人が事故を心配して通報されたのだろう。

田舎でも色々な恐ろしい事件が起きているので、子供達を開放的に思う存分遊ばせてあげることが出来ないと嘆いた。

きっとんとん~あぶない\(`o'") こら-っ

このページのTOPへ↑ HOME



第三章『先生の思い出』

ふみこママは、自分の子供の頃と今の子供の時代を照らし合わせ考えていた。

子供がもらってきた成績表を見て驚いた。パソコンで入力してあって、無難な言葉が並んでいる。 印刷した紙が貼ってあるだけ。 何だか寂しい気がする。

ふみこママの時代には、手書きで良いことも悪いことも枠から飛び出すほどいっぱい書いてあった。先生によって字が違うがそこにはぬくもりを感じることができた。

小学校5年、6年の時の水谷先生は、みんなの人気者。 38才で男の先生なのに、卒業式は大泣きだった。何だか今でも先生の泣いた顔が、忘れられない。

ふみこママ達が中学校へ進学したら、水谷先生まで中学校に変わった。同じ中学校にはなれなかったが、いつも教え子のことを心配してハガキが届いた。

ある日、中学生になったふみこママの手元に、一枚のハガキが届いた。良く見ると、大好きな水谷先生からだった。どきどきしながら読んだ。

きっとんとん~うれしや、うれしヽ('ー'#)/
このページのTOPへ↑ HOME



第四章『一枚のハガキ

前回までのあらすじ ふみこママは、幼い時に集中豪雨で怖い体験をしたが、父親の背中から頼もしさを感じ、母親から父親をたてる姿を学んだ。

小学校で素晴らしい先生との出会いがあった。

中学校は、4つの小学校が集まったマンモス校。ふみこママは、青いセーラー服が良く似合う少女に成長した。学校へ行くと門のあたりには、茶髪のワルがウジャウジャいた。悪い中学校として有名だった。

こんなこともあった。

修学旅行でディズニーランドへ行った時、ミッキィマウスのぬいぐるみを着たお兄さんを、ワル達が押して池の中に落としてしまったのだ!

大変な事件を起こしてしまい、悪い伝説が出来て、更に中学校が有名になってしまった。評判を聞いていた水谷先生は、教え子が感化されることが心配で、自分も中学校へ変わることにしたということを、後から聞いた。

これほど生徒達のことを思ってくれる先生がいるということは、あまり知られていない。マスコミは事件を起こす先生や問題になる先生ばかり記事にするから、残念だという。実際にはこういう素晴らしい先生がいることも、子供達に安心と希望を与えることとなる。

何だか良くない生徒の名前の中に、ふみこママの名前が入っていた。そこで、心配になった水谷先生がふみこママに一枚のハガキを出したのだった。

「学校が違っても、先生も中学校に勤めているから、色々な良くない噂話が耳に入ってくるよ。でもね、先生はふみこのことを信用しているからね…」と書かれていた。

ふみこママは、「何のことだろう?問題も起こしてないし~」 色々思い出してみたら心当たりがあった。

その頃、いっぱい友達が出来て有頂天になっていた。昔友達、部活友達、放課後友達、おうち友達というように、どんどん友達が増えていた。

授業中におしゃべりしていて、先生に教科書で叩かれたこともあった。「あっ!そうだ、私おしゃべり友達の一人だ…」

そういえば小学校の時は成績良かったのに、どんどん下がっている最中だった。この一枚のハガキで、ふみこママは、初めて気がついた。叱る言葉は、ひとつもなかったけれど、先生が生徒のことを想う愛の言葉が、光っていた。

きっとんとん~あっ\(◎o◎)/!

このページのTOPへ↑ HOME



第五章『良い友達ができた

ふみこママは、この中学3年間で親友を見つけて楽しい学校生活を送りたかった。 初めはバスケだったのに、途中からバレ-部活に変更。

それからが大変だったが、友達がいっぱいできた。まきちゃん、みかちゃんとバレ-を通して素晴らしい親友になれた。勉強もよくできたので「すごい!」と思った。

ふみこママが「どうやったら、頭が良くなるの?」と聞くと「基礎さえわかれば大丈夫だよ」と教えてくれた。それを聞いて頑張った。 成績が上がってきた(^-^)v。

また、しばらくしてから水谷先生から、一枚のハガキが届いた。「やっぱり良かったなぁ。ふみこを信用しとったぞ…。」 そのハガキを読んだ時、胸がジーンとしてしまった。そして、ハガキの中に先生の顔が浮かんできて、涙がポトリと落ちた。

きっとんとん(^-^)v よしよしヽ('ー'#)/
このページのTOPへ↑ HOME



第六章『おかあとのバトル

ふみこママのおしゃべりが、恋の話になった。

その時の顔はお母さんではなく、一人の可憐な娘さんになっていた。話が弾んで楽しくなって来た。恋の話は幾つになってもドキドキするものだ。

小学校の時は、まことくんが好きだった。ところがふみこママの友達もまことくんが好きだった。

バレンタインの日の出来事でした。誰にあげるかでもめた。

「えー!じゃあ、じゃんけんで決めようよ」

ドキドキしながら「ジャンケンポン」 勝った人は、まことくん、負けた人はかずくんと決めた。

運良くじぁんけんで勝って、初恋のまことくんに甘いチョコを渡すことが出来た。中学2年生から何となく好意を持っていた男の子は、10年間電話だけで終わってしまった。

タイミングが全く合わなかった。

彼の方から「付き合って」と言われた時は、そんな気持ちはなく、ただの友達と思っていた。でも自分の気持ちに気付いて電話を待った時もあった。ドッキリ!もういちどあの言葉を待った。ところが、w(☆o◎)wガーン

「僕、結婚することにしたよ。◯◯さんと~」

「うっそぉ~!」と心の中ではパニックになっているのに、平然と「あっ、そう、おめでとう♪」 自分ながら驚いた。女心は摩訶不思議?告白する事もなく、ただの友達のまま、恋が終わってしまったのだった。

「アーア、私ってなんで素直になれないんだろう~?」と切なく寂しく溜め息をついた。

きっとんとん~アーアいやんなっちゃった<<o(>_<)o>>。



第七章『まあくん大好き

社会人になってからも、 ふみこママは高校からの4人組の友達にいつも助けられていた。

ちかこちゃん、ゆきちゃん、かおりちゃん。

まあくんとの出会いも作ってくれた。

その時、ふみこママは25才。まあくんは30才だった。

その年の5月と6月にみんなでご飯を食べた。7月に、初めてデートに誘われた。いやな人だと一分もたない。 まあくんは一分もった。1時間もった。1日もった。半年もった。

半年後のクリスマスの日「もう、そろそろ仕事やめてくれない?」と突然言った。

「はぁ?」と私。「何のこっちゃ?仕事やめる?まさか?プロポーズ?」ふみこママの心は混乱した。

映画の名場面の名セリフをプロポーズだと思っていたのだか、何とも自然の会話。 「うん、やめるわ」

友よ、ありがとう~♪ まあくんは、真の髄まで優しい人~ まあくんは、家族を最も愛してくれる人~ まあくんは、いい男。

結婚して、8年たったけど大好きよ。友よありがとう。出会いをありがとう♪初めての子を身ごもった。まあくんも、お母さんも一緒に大喜び~

だけど一瞬にして、一緒に喜んでくれた母を失ってしまった。

「ふみちゃん、あかちゃんの為に準備したものがあるから取りにおいで!待ってるからね。」 この電話が、母からの最後のメッセージとなった。

用事で出かけた母をトラックがはねた。赤ちゃんとの出会いを指折り数え、待ってた母の命が儚くこの地上から消えてしまった。

弟から「姉さん、大変、母さんが交通事故にあった!姉さん、大変…」と電話が入った。「うっそぉ~さっき電話があって、これから私、母さんのとこへいくの。うそでしょ~うそよね~」ふみこママは、自分の耳を疑った。

きっとんとん~うそ、ほんと?<<o(>_<)o>>。
このページのTOPへ↑ HOME



第八章『初めてのお産』

弟からの電話が切れたあと、受話器を持ったままボンヤリしていた。

「あっ、母さんのところへ行かなきゃ!」

あまりのショックで、何をしたらよいのか途方にくれた。

電話がなった。お父さんからだった。「お前は、お腹に赤ちゃんがいる身なんだから来なくていいよ。あのアホが~ふみこには、電話するなといっておいたのに~」と怒った口調で言った。

母は、帰らぬ人となった。

あまりに突然のことだったので、涙が凍りついたようで、出なかった。

しばらくすると、じわじわと母がいなくたってしまったことを実感した。涙が溢れて、とめどもなく流れるようになった。

あまりに寂しくなると、外へ出て、月に話しかけた。

「お母さん、赤ちゃんもうすぐ生まれるの。どうしたらいいの。誰に助けてもらったらいいの?」と話しかけた。

「ふみこ泣かないで!まあくんがいるよ。お母さんは、いつもあなたのそばにいるよ」と母の声が聞こえてくるような気がした。

本当にまあくんが会社を休んで家事をやり、お産に立ち会ってくれた。

まあくんのお母さんは、身体が弱くて手伝ってもらえないことはわかっていた。

まあくんの手をしっかり握りしめて、初めてのお産を頑張った。元気な赤ちゃん誕生 (^-^)v かわいい女の子でみーちゃんと呼んだ。

「お母さんの生まれ変わりのようだわ」ふみこママは、ポツリと呟いた。

きっとんとん~オギャア、オギャア( ^o^)ρ
このページのTOPへ↑ HOME



第九章『人間関係で悩んで

ふみこママは実母が、亡くなってから心細かった。でも、一生懸命赤ちゃんの世話に明け暮れた。

3年後、2人目の出産の時、預かってくれるはずの母がこの世にもういない。義母がみかねて「みーちゃんを預かってあげるよ」と言って下さったが、とても無理な状態だった。身体が弱くて、自分のことだけで精一杯だった。

まあくんが「大丈夫だよ。どうにかなる」と言ってくれた。「土、日を挟んで3日休めば、みーちゃんをみながら、家事、仕事も出来る。金曜日の朝に生まれてくれよなぁ~」と言いながら、ふみこママのお腹をさすった。

まあくんは母親が若い頃から病弱だったので、料理・掃除・洗濯何でも出来た。実母を亡くしたふみこママにとって、超ラッキ-な旦那様だった。

まあくんが、いつも「大丈夫だよ~」と言ってくれたので、安心して生むことが出来た。 いつも穏やかで怒らないまあくんに、支えられ、無事、男の子を出産した。

大きな声で泣く、元気な赤ちゃんを「たっくん」と呼んだ。

なんと不思議なことに、まあくんの望みどうり金曜日に生まれたのだった。お母さんが、ふみこママとまあくんが困らないように、天国から手配をしてくれたのでしょうか?

きっとんとん~すべてはうまくいっている~♪( ^o^)\(^-^ )♪
このページのTOPへ↑ HOME



第十章『おかあさん、ありがとう』

夫婦が力を合わせて子育てに励んだ。まあくんは誠実で長年同じ会社で働いているので、緊急の時は会社に事情を言えば休ませていただけた。それは、ふみこママの心に「安心」を運んでくれた。

みーちゃんは小学一年生。たっくんは保育園の年少になった。子供達が少し大きくなったので、ふみこママはパートで働くようになった。

ある日の出来事。みーちゃんは公開授業があった。だけど、手を上げれないので来て欲しくないと言った。ふみこママは、その気持ちを組んで仕事を入れてしまった。

その日の朝、「えー、来ないの?」とみーちゃんは、びっくり顔!

「いやだって言ったから、行くのをやめたのよ」と答えたのだが、心の中では「あっ、しまった!本当は来て欲しかったんだぁ~」

「いいよ、お母さん」

「みーちゃん、ごめんね、お母さん、お仕事で行けないけど頑張ってね」と書いたメモを筆箱に入れた。

たっくんは、4才だけど食欲旺盛だ。

あまり、たくさん夕ご飯を食べるので 「給食、食べれなかったの?」 「うん、食べれなかった」と言った。

保育園の先生に聞いたら「えー!給食ちゃんと食べておかわりしましたよ!」 w(☆o◎)wガーン。なんてよく食べる子なんでしょう~。

先日のこと。 2人を寝かせていた時「「みーちゃんね、お母さんがいて、お父さんがいて、いつもね。心の中でありがとうって、思ってるの」 子供達の寝顔を見ていたふみこママは、何だか幸せ気分に包まれていた。

「お母さん、ありがとう、私を生んで下さって、本当にありがとうございました」と心の中で呟いた。

きっとんとん~ここまで読んで下さってありがとう(o^-')ふみこママの巻おしまい

このページのTOPへ↑ HOME



★『ふみこママのメッセージ』★

色んなことが重なってふみこママのブログ…今日やっと読ませて頂くことができました~

恥ずかしくなっちゃったり、思い出しちゃったり、最後は涙がいっぱいでした。

私の今までが走馬燈みたいにグルグル…先生の暖かい言葉の装飾でいっぱいでした。こんな記念…思ってもみなかったことに大感激でした。本当に本当にありがとうございました。

まだやや熱っぽく…慌ててのメールでのお返事…申し訳ございません。

【PCの場合】<無料進呈>水谷先生解説!「言霊で名前で使命のヒントを知るミニ資料」
【携帯の場合】QRコードで現れたメールアドレスに、お名前をご記入してお送り下さい。 「名前を言霊ミニ資料」などのアドレスがすぐに返信されます。【水谷早苗事務局(ビーブレイン内)】。プライバシーポリシー

このページのTOPへ↑ HOME
Copyright 2006 (有)ミニバラ研究所 All rights reserved