■第2話「
さんちゃんの物語
」
第一章『恋のはじまり』
さんちゃんは、新しい地域に引っ越ししたばかりの新一年生。
誰も友達がいなくて、小学校の入学式は、最初から緊張していた。
右を見ても、左を見ても知らない子ばかりだ。出席番号順に並んでいた。先生が 「さあ、お隣りの人と仲良く手をつないで〜」 と言われた。ドキドキしながら隣に並んだ女の子をみると、メッチャかわいい!
「どうしょう、こんなにかわいい子見たことない…手なんてどうやってつなぐの。ああどうしょう〜」 はらはらしながら、手はもじもじ!
女の子は、清水さんと呼ばれていた。彼女は、にっこりして、サッとさんちゃんの手を握った。
彼は、恥ずかしくて、顔も見ずに、並んで手をつないでの入学式だった。 なんと席も隣どうし。 毎日が楽しくて嬉しくて学校が大好きになった。運動会も、パン作りもいつも一緒の班になった。
2年生になった時、女の子どうしがおしゃべりしていた。「私は、◯◯ちゃんが一番好き、二番目は◯◯ちゃんよ、清水さんは誰が好き?」 と聞かれていた。
さんちゃんは、その会話が聞こえてきたので気になってしかたがない。さんちゃんは、清水さんのことが、大好きだった。でも自分に自信がない。 思い切って聞いてみた。
「誰がすきなの?教えて、教えてぇ〜」 というと 「いやだぁ〜」 と走り出した。
さんちゃんは 「いいじゃん、教えて〜」 と追いかけっこになってしまった。ついに清水さんは教えてくれた。「あのね、最初に付く字だけよ。あのね、さの付くひとが好きな人よ」
「あっ、わかった!佐藤君なんでしょ〜」
一緒のクラスのさのつく人は佐藤君とぼくだけ〜えっ!まさか? あっ\(◎o◎)/!
きっとんとん〜えっ、うっそぉ−ほんと♪(o^-')
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第二章『
バレンタインチョコの恋』
佐藤君は格好いいので、きっと彼のこと好きなんだろうと思った。
さんちゃんは 「佐藤君なんでしょ、一緒のクラスだもん」 とムキになって走りながら言った。清水さんは、さんちゃんの方を振り向きながら 「違うよ。」 と答えた。
「いいなぁ〜佐藤くん」 と思わず言ってしまった。
走っていたのに彼女は急に止まった。 さんちゃんも驚いて、止まり、二人は黙ってお互いの顔をみた。清水さんは 「違う、違う、さんちゃんのことが好き」 と言った。
突然、思いもしなかったことを言われ、嬉しさ半分、恥ずかしさ半分!さんちゃんは、急にてれくさくなって駆け出した。
清水さんは、さんちゃんの後を追いかけながら、「さんちゃんが好きなんだってぇ〜」 と叫ぶ。「ぼくっ?ちがうでしょ?うそだってぇ〜」 と答えながら、恥ずかしくて、てれくさくって走り回った。
かわいくてチャーミングな女の子に好きだと言われ、小学校2年生までは絶好調♪ でも幸せは長く続かなかった。
父親の仕事の為に、転校することとなり、淡い初恋が終わった。
やがて、新しいところで中学生に成長した。
男の子、女の子誰にでも、恥ずかしがらずに話せるようになっていた。好きになった女の子は、友達の彼女だったことを知り、告白もできないうちに、片思いで終わってしまった。
強くて怖そうな♪女の子とも、普通に話していたので、やばいことになってしまったのだ。女番長が、さんちゃんが自分に気があると思い込んでしまった。
ある日のこと。学校から帰ろうとしたら、後からついてくる。 毎日つけられ、なんとか逃げた。
ところが家に電話が入り 「どうしても渡したいものがあるから出て来て!」 と言われたので会いに行った。 「はい!」 とプレゼントをさんちゃんに渡すとさっと消えた。
ドキドキしながら中を開けると手作りの見たこともないおいしそうな、チョコが入っている。 嬉しかった。 チョコがもらえなかった友達にきびだんごのように分けてあげる。
きっとんとん♪もてもてバレンタイン:♪( ^o^)\(^-^ )♪(^_-)db(-_^)
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第三章『鯉に恋した』
中学生くらいになると、お母さんが 「今日何かあった?」と聞くと「別に〜」 の一言で終わってしまうことが多い。
さんちゃんのお母さんも、うちの子は、女の子にもてないタイプだと思い込んでいたようだ。
ところがわからないものである。
女番長に好きと告白されてから、いろいろな子に好き好きといわれるようになってきていた。中学3年生になって、背も高くなり、鼻筋もとおってなかなかのハンサムさんである。
この頃になると女の子よりも魚が大好きという男の子になっていた。
桜並木の美しい境川の近くの中学校だった。そこにはいっぱい鯉がいた。さんちゃんは鯉に恋してしまった。鯉が大好きになり、鯉のために 「給食委員長」 に立候補した。
誰もやる人がなく、すんなりと委員長になれた。さんちゃんは、大喜び。これで綺麗な鯉に、どっさりパンをあげれる!もう嬉しくてたまらない。
きっとんとん〜色恋が色鯉とんとん\(`o'") こら-っ
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第四章『受験生の不安
』
給食委員長になってから、毎日のように、残ったパンをどっさり持って、橋の上に立った。 気配を感じた魚達がうわぁーと集まってくる。
休んだ人のパンや残した人の分をいろいろな色をした鯉達にあげた。 あっという間に食べてしまう魚達の様子を見ているのがおもしろかった。
たまには、残ったバターも投げてみた。なんとバターまで食べてしまった。 「しまったぁ−。ごめん!コレステロールが上がるかもしれないよ」 と言いながら、休み時間を過ごした。楽しい日々があっという間に過ぎ去った。
私がデンマークから帰国した途端、携帯がなった。さんちゃんからだった。
「夏休みいっぱい遊んで楽しかったけれど、急に受験のことが心配になったので会いたい」 ということだった。 「今、日本に帰ってきたばかりなので、時差ぼけになると思うから、2.3日後だったらいいよ」 と答えた。
その数日後、彼に会いに家まで行った。 いつものさんちゃんではなく、暗く沈んでいた。
「どうしたの?そんな顔をして」 と聞いた。
「ぼく、何んだかすべてに自信をなくしてしまった。高校受験も合格できないかもしれない」 と言う。
人間誰しも、春と秋に落ち込む人が多いが、さんちゃんは秋が苦手なのかもしれない。 私はゆっくり話を聞いてから3つのことをやるように言った。
一つ目は合格を信じて毎日祈ること。
二つ目は、お爺ちゃん、お婆ちゃん、お父さん、お母さんに「ありがとう」と言うこと。
三つ目は、シャキッとして、姿勢を良くしてあるくこと。
この三つのことを伝えた。 その後で、背中を擦りながらおまじないの歌を歌った。 毎日、素直な気持ちで実行してくれた。
やがて希望校合格の連絡を受けて、共に喜びをかみ締めることが出来た。まず受験戦争という一つのハードルを一つ潜り抜けた。
家族の人達と喜びを分かち合った ☆☆☆☆☆ きっとんとん:やれやれ万歳~ヽ('ー`)ノ~
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第五章『恋を逃がしちゃった
』
中学生の時、鯉に恋してから魚釣りに夢中になっていった。
高校生になって、お母さんもほっとしたのか、あまりさんちゃんにうるさく言わなくなっていた。男友達3.4人でそこらじゅうの川を自転車で走って釣りを楽しんだ。
女の子に「好き、好き」と言われたけれど、その時は女の子よりブラックバス、あまご、鱒の方が好きだった。
その頃つきあっていた女の子から 「どこかへ連れてってよ」 と言われた。 「じゃあ、一緒に釣りに行こうよ」 と言って川へ誘った。彼女は退屈して 「なんで釣りなの?」 とご機嫌斜めになってしまった。 それから、しばらくして失恋してしまった。
女の子の気持ちを考えずに魚の魅力に取りつかれた結果だった。男友達と自然の中を駆け巡り、日焼けした顔に野性的なたくましさが加わり、グングン身長も伸びていった。 やがて大学受験の季節を迎えた。
きっとんとん〜女の子はぷんぷんo(゜へ゜)○☆ドカッ☆
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第六章『大学編ラブストーリー
』
高校受験の時は、初めてのことで、緊張して不安だったが、大学受験は、精神的にもたくましくなっていた。
遊ぶ時は、思いっきり遊んだが、勉強する時には勉強した。けじめをうまくつけれるように成長していた。
大学選びも、自分の将来を心に描きながら、的を絞った。希望していた大学の合格通知が届いた。
まずこれで二つ目のハードルをうまく飛び越すことができた。ヤッタァ(^-^)vこれで家から離れられる。落ち着いてから、名古屋で下宿することにした。
やっと、待ち望んでた大学生活がはじまった。
一年目「あなたと授業が一緒だよ。 「携帯教えて!」 と後から、大きな声で声をかけられた。それから友達になり、男の子5人、女の子5人が仲良くなっていった。
たびたび鍋パーティをやった。
その中の一人の女の子に関心を持つようになり、みんなで一緒に遊んでいても、二人きりになりたいと思うようになってきた。彼女のことで頭がいっぱいになり、何をしていても、彼女のことを想えて仕方なかった。
2年生の夏、テストの前に告白しようと決心した。
さてさてどうなることやら〜〜〜
第七章『失恋でダウン
』
1年生の9月に 「携帯教えて〜」 と声をかけられた女の子が好きになってしまっていた。 しかし、月日が流れても自分の気持ちを伝えれなかった。
2年生の夏が過ぎ、テストが始まるのに、勉強が手に付かない。彼女に 「話があるから〜」 と電話して時間を作ってもらった。
告白するのは、初めての経験なので、緊張していた。
「忙しい時期なのにごめんね。〜」 と言って、名古屋駅の近くのタワーズの展望台へと向かった。その前にスパゲッティのおいしいお店で食事を済ませた。
どう伝えたら良いか迷っていた。
ずっと聞いている曲が、さんちゃんのその時の心境にぴったりだった。ラグフェアの歌だったので、ウォークマンを渡して、「この曲聞いて〜」 と彼女に言った。「…♪友達のままじゃ辛いんだ♪…」 という内容のものだった。
「どう?この曲〜」 と聞いたら 「ふーん」 の一言で終わってしまった。
「えっ、にぶーいなぁ〜僕の気持ちわかってないのだぁ〜」 やっとの思いで好きだと伝えたが 「いい友達だけど、異性としてつきあえないな…」 と言われてしまった。
駅で別れたがどうやって下宿まで帰ったのか思い出せない。血の気がサァーと引いて頭が真っ白になってしまった。
それから3日間家に引きこもり、電話も出ず、ご飯も喉に通らなくなっていた。友達が連絡取れなくなってしまった彼のことを心配して助けに来てくれた。
「おーい!さんちゃん、生きてるかぁ〜?」
きっとんとん〜ノックダウン☆彡☆彡☆彡☆彡
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第八章『信じられない出来事
』
私はいつも若者達に言っている。
「あのね、失恋は山ほどするといいよ。すればするほどいい男になるし、いい女になるねぇ。そうするとね。勉強や仕事ほど簡単なものはないと思えるよ。だってそれらは、自分さえ頑張ればなんとかなるんだものねぇ〜でもね、恋愛や結婚は相手がいるもんねぇ〜。自分がいくら好きでも、相手が好きになってくれなきゃブーだよ。愛し愛されなきゃピンポーンが鳴らないよ。振られるとね、他人に優しくなれるし、心磨きができるよ。告白して一秒で振られてもいいから恋愛するんだよ」 と口癖のように言っている。
もうひとつは 「結婚っていいよ。結婚って面白いよ。結婚してね。」 とも言う。
今、本当にそう思っているから、言ってるだけ〜。私の独り言を聞いてどんどん結婚し、赤ちゃんが生まれている。 赤ちゃんを連れてまた来てくれるのがまた楽しヽ(*^‐^)人(^-^*)ノ
今年もカップルが出来ている。来月31日にも横浜まで結婚式に行く予定。
さんちゃんも子供の頃から関わってきたので、彼の頭の隅っこに私の独り言が染み込んでいるかもしれない。
ありがたいことに、さんちゃんは友達に救われた。心配してやって来た友人に失恋したこと、食べれないこと、眠れないことを語った。黙って聞いてくれ、励ましてくれた。
話したら少し楽になり、次の日からテストが受けれた。
だが月曜日に受けたテストはボロボロでさんざんの結果だった。「なんで、僕はテスト前になると、急に部屋の掃除をしたり、好きだと告白したくなるんだろう?」と頭を傾げた。「馬鹿みたいだぁ〜そんなことテストが終わってからにすれば、こんな悲惨な結果にならなかった。しまった〜」悔しさと共に、失恋の痛手を負った。
そんな辛さを味わいながらも、月日が流れ、大学3年の5月を迎えた。
桜の季節も終わり、鯉のぼりが青空に泳いでいた。 さんちゃんの携帯に女の子から電話が入った。 信じられないことが起きた。 その声は、忘れもしない失恋したはずの女の子!
心臓の音が聞こえてくるほどドキドキしてる。一体何が起きているのか、頭が混乱した。
「ねぇ、今度どこか一緒にいかなぁい?」
突然のこの誘いにどう答えてよいかわからない〜
「ねぇ、ってば…」
やっとのことで 「うん」 とだけ声が出た。
電話を切って 「今のは夢かな」 と思い、着信歴を確かめた。
きっとんとん〜夢か幻か|||(-_-;)|||
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第九章『時代の変化
』
今日は、バレンタインディ。日本中のどこかで恋のドラマが始まっているにちがいない。
私の携帯にもチョコ物語メールが入った。
昨日は、中学1年生のくるみちゃんから〜。隣りのクラスに好きな男の子がいて、手作りのクッキーチョコを直接渡せたということだった。初対面で話したこともない男の子だという。私はくるみちゃんの勇気に拍手を送った。
時代の変化が興味深い。
幼い恋もさんちゃんの恋も女の子が積極的!幸せをゲットするには、勇気が必要になる。淡くせつない恋物語は、幾つになっても感動がある。
さんちゃんは、胸の高鳴りを押さえながら、着信歴を確かめた。
「あっ、間違いない!」
昨年の失恋相手が何の話があるのだろうか?その頃の彼は、スラリとした長い足、優しさの中にもちょっぴり男らしさを感じる顔立ちになっていた。
突然の電話で再会した。
☆☆☆きっとんとん〜ビミョウだなρ(..、)ヾ(^-^;)
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第十章『
複雑な気持ち』
久しぶりに二人だけのデートなので、緊張して何から話して良いかわからなかった。
彼女の方から話しかけてきた。「あれから一度も電話くれなかったね。友達だと思ってたのに…連絡取れなくなってからさんちゃんのこと好きだと気付いたの〜」
「おいおいあの時思いっきり振っておいて、それはないでしょ〜」 と心の中で思っていた。
彼女の話が続いた。「去年聞かせてくれたあの曲あれから何回も聞いたら、あなたの気持ちが伝わってきたの…」
「信じられないなぁ〜あれから8ヶ月も過ぎてるよぉ〜何て鈍いのさ…あの夜景の中でロマンチックなキスシーンを…あーあ映画のようにはいかないなぁ…タイミングが合わないよぉ〜」心が勝手に叫んでいる。
遊園地で遊んだ帰り道の車の中のことだった。運転しながら、返事に困っていた。
彼女の家まで送って、「じゃあね」と言って帰ろうとしたら「どうすんの?まだ返事聞いてないよ」と突っ込まれた。
かわいい顔して、きついなぁ〜今のぼくの複雑な気持ちを理解してよね…どう答えたら良いかと車のブレーキを踏んだ。
きっとんとん〜うれしやかなしや(^_-)db(-_^)
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第十一章『ラブ♪( ^o^)\(^-^ ) ♪ラブ
』
恋とは不思議なもの…恋愛とは摩訶不思議世界…結婚とは「この世でこの人しかいない☆」と思い込む錯覚愛の世界かもしれない〜。
キューピットが高い空からしびれ薬をつけて放った矢に当たってしまうのかもしれない。 たくさんの恋の話、失恋、結婚、離婚、また映画顔負け大恋愛〜聞き役に徹する私がいる。韓国映画より興味深い。
なぜならそこには、命が息づき、真実が存在し、人生を葛藤しながら生きる生のそして旬の物語が展開されるからだ。
ネバーエンディングストーリー…♪まだまだ主人公が未来に向かって羽ばたいて行くのだから〜未来へと続く物語なのだ。ああ、長生きしたくなったなぁ〜
さて、ブレーキを踏んで答えなければならないさんちゃんがそこにいた。 本当だったら嬉しくて天にも登る気持ちなのに、素直に喜べない自分がいることに気付いた。
去年の彼女の一言に傷付いた心の痛みが完全に癒えていないのだろうか…?人間の心の複雑さをしみじみと味わった。
心の葛藤の結果、変な男の意地を捨て、後で後悔しない選択をした。
また、彼女がさんちゃんの顔を見て「どうすんの?」と心配そうに言った。
「うん、じゃあ、付き合おう」と車の窓から手を差し出した。
彼女は、にっこり微笑んで握手をして「じゃあね、また明日、おやすみなさい」と手を振った。
ハンドルを握る自分の手が汗ばんで熱くなってきた。握手した時のうれしそうな彼女の笑顔と手の温もりがハートの愛の扉をノックしている。
去年好きだと告白し、一度は失恋したけどその女の子から、今晩好きだと告白されたんだぁ〜やっと頭の中が少しづつ整理され、霧が晴れて遥か彼方に微かに虹の光が近付いて来るようだった。 ボォーとしていて、信号が赤になったことに初めて気がついた。
「おっとと!僕は運転中なんだ。落ち着いて落ち着いて〜」
恋のキューピットに当てられた矢のしびれ薬が効き過ぎて、危く信号無視するところだった。さんちゃんは、フーゥっと溜息をついた。
恋がやっと成立することになって、わくわくした。だが、翌日から、お嬢様の彼女に振り回されることになった。
きっとんとん〜はぁはぁフーゥフーゥ☆(*^)(*^o^*)チュッ
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第十二章『恋はタイミング
』
さんちゃんの淡く切ない恋の物語は、だんだん熱く燃え始めていた。お互いの気持ちを確かめ合って、益々愛し合えるはずだった。
ところが、タイミングが悪かった。大学3年になって、彼は将来のことを真剣に考えてダブルスクールの道を選んだ。
大学が終わると、もう一つの法律の専門学校へと足を運ぶ。最初は、週3回だったのが、週5回通うようになった。おまけに、宿題がどっさり出され、大学の勉強と法律そして、不動産の勉強と毎日が大変だった。デートの回数もどんどん減っていった。
彼女は「毎日デートがしたいのに…」と不満そうな顔をする。
さんちゃんは「どうして?大学で毎日一緒に授業受けてるじゃん〜」と思っていた。彼女は、「今、会いたいの」って言ったらすぐに会いにきてほしいと言う女の子。
「えっ〜それは無理だよ。こっちにだって都合があるし−…」
やっとの思いで都合をつけて会いにいった。車でどこかへ連れていってあげようとしたら、隣りで眠いって寝てしまう。
友達でいる時「わがままそうな女の子だなぁ」と思っていたけど、付き合ってゆくうちに、想像を遥かに超えていることに気付いた。
天真爛漫なところがかわいいのだが、今のさんちゃんには、彼女に合わせる余裕がなかった。時間的にも、精神的にも彼女の要求に応えれるさんちゃんではなかった。毎日の忙しさにクタクタになってしまった。毎日会えない彼女はイライラしていた。
さんちゃんはついに決心した。
「嫌いじゃないけど、今の僕は忙しくて会えない。このまま付き合うのは無理だから別れよう」 と彼女に伝えた。
自然体で愛らしい彼女と別れるのは辛いけど、このままだと喧嘩別れになってしまう。 それはいやだった。 お互いに傷付け合うのは、避けたかった。
彼女は、友達に「忙しくて遊んでくれないから別れた」と言ったらしい。大学生の恋もあっけなくビリョウドを打った。
勉学に励んだお陰で見事就職が決まった。嬉しかった!
彼女のことは、今でも好きだけど今年の4月から東京に行くことになる。彼女の方は、地元に就職が決まったようである。
お互いに離れ離れになるけれど、10人の仲良しメンバーの友情は、これからも続く。 それぞれが別々に人生を歩むことになったが社会人になってもまた会いたい仲間があることは幸せである。
きっとんとん〜恋愛♪友情ばんざいヽ('ー'#)/
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★『さんちゃんメッセージ
』★
さんちゃんから嬉しいメールが届いた。
先生、こんにちは。僕、さんちゃんです。
千夜一夜物語、気付くとニヤケ顔の自分がいます。引き込まれています。(笑)
高校受験の時、教えていただいたおまじない「合格できましたのでありがとうございました」を連呼していたのが懐かしいです。先生のお陰です。合格ありがとうございました。
先生のブログアクセス増えているんですか?微力ながらお役に立てると思うとちょっぴり嬉しいです。楽しみにしています。
コツコツと続けてきたことが、こうしてさんちゃんの心の中に生きていることを知り、涙がでるほど感動した。
このブログを読んで下さった方の心に暖かい春風を少しでも届けることができたらいいなぁ〜♪
また、恋を逃がした彼に結婚式を楽しみにしているとメールしたら、次のようなメッセージが送られてきた。
夜、遅くにすみません。はぁーい。僕の結婚式には是非来て下さい。でもいつになるやら〜〜〜。物語の女の子は振り向いてくれそうにないですし…(笑) おばあちゃんは、大都会の女の人はコワいから、大都会の人とは結婚したらダメ!って言うし……(笑・笑・笑)大変です。
若い人の話を聞いていると、この子が世界一幸せになってほしいとつい思ってしまう。
私は、夜空の星に名前をつけている。関わってきた子の名前をつけて、空に向かって右手を差し出し、星を手の中に入れる。そして、胸に持って来てその子の幸せを祈る。 今まで何人の子を祈ってきたのだろう〜。数えきれない数…☆これからも私が命有る限り、この世の子供達の幸せを祈ってゆく。 私は、そのために生きている。
さんちゃん、私にロマンをありがとう〜グッドラック きっとんとん〜
さんちゃんの巻おしまい(^-^)v
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